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Channel: 海比古の酔いがたり
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博多は、山笠がはじまるなあ

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博多祇園山笠。7月1日~15日。

この前、ゴールデンウイークの最終日、博多・中州で菊ちゃんサンおとんに会い、極上に旨もつ鍋をご馳になった。その席で菊ちゃんサンが言ったある言葉、タイヘンに興味の湧く中身だったよ。
話しはこうだ。
祇園山笠の最終日、クライマックスの追い山の日(15日)、午前4時59分に一番山笠が櫛田神社の清道に駆け込むが、二番、三番~七番山笠は順番待ちで裏道に並んでいる。先の山笠がスタートするたびに、順番待ちの山笠は一区画ずつ前に詰めていく。その少ない距離を詰めていく様子が「静」そのものだというんだ。
追い山で町中を駆け抜ける山笠の、勢い余る「動」に対して、スタート前の舁き手(山笠を担ぐ人)の心の内が、イヤでも伝わってくる。
追い山を楽しみに集まる観衆は、山笠を担いで走る舁き手の掛け声、地を蹴る足音、などに興奮するけど、順番を待つグループ(流=ながれ、という)の動きなぞ、知る由もないだろう。事実、我っちも、この話を聞いたとき鳥肌モンだった。長くそこに住んでなきゃ知ることのない情景なんだと、菊ちゃんサンを讃えたんだった。

だから、それを見に行きたくて行きたくて仕方ない。でも10日間を費やして肥前辺りを徘徊したばっかりの身には、ちと、荷が重い。次の機会をできるだけ早めに実現できるよう、静かに胸が高鳴ってるところだ。




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