地口行灯の作者・村田修一さんを訪ねたのが、３月の初めだった。そのときに見せられたんが、我っちの目には貴重本とも見える「地口行灯の世界」てな本だった。
これは手に入れなくっちゃ‥‥そう思っていた。
先月末、やっと時間を取れたんで行ってきたのが、足立区立郷土博物館。
本の１冊、都内に居ても手軽に手に入るだろうとは思いながらも、こうしたテーマを１冊にまとめる価値観と意気込みを感じたから「どんな博物館だろう、見るに越したこたぁ～ない」と思った次第。
行ってみると「無料入館日」だそうでラッキー♪ 書を中心にした小規模な企画展、足立区の歴史を学ぶ常設展、みごとに手入れされた裏庭、敷地内に並ぶ蒐集された各種の石碑や石の鳥居、橋の親柱などを軽く見て回った。
入館者には、我っちの歳を超えてそうなシニアさんグループが目立ったな。
てなわけで本命の「地口行灯の世界」を入手して退館だ。その本、画像で紹介しときましょう。暇がなくってまだ読んでないんだけど。
表紙：ゑんま舌の力持ち、ってのが見えるね
裏表紙：うす可ら出た男、優遇されてるから傑作なんだね
中ページ：作風はいろいろあることが判る
外には5張りほどの地口行灯が掛けられてた
都心繁華街や下町とは一線を画して、この地の豊かさを想わせる佇まい。
足立区大谷田5-20-1
☎ 03-3620-9393
「地口行灯の世界」
発行：2005年９月
編集：足立区教育委員会文化課／足立区立郷土資料館
頒価：950円