ご存じのお人は多いだろうと思う。ブログでおなじみの「OJ倶楽部・佑果」さんが、もう何度目になるだろうか、OJ陶磁器の人形なぞの里帰り展示会を催されてる。
3月26日から4月17日まで 東京・三軒茶屋 キュロットタワー
会期早々に拝見しに行ったけども、きょうのトークイベント「海を渡った陶磁器と戦後70年」でも席を占めてきた。いろんな画像をプロジェクタで写しながら、佑果さんが語っておくれだった。
我っちは、その人形たちには興味が薄いんだけども、戦後の占領下にものづくりに意欲を抱いた職人さんたちの存在や心もちに感動を覚えてんだよね。
きょう、新しく知ったことは、戦中、陶磁器産業では軍需品の量産もやってたそうだ。「統制陶器」と呼ばれてたそうで、手りゅう弾や地雷の外殻がそれ。鉄不足を補う仕事だったんだね。
敗戦で連合国に占領された日本は、民間貿易が再開された昭和22年から27年(サンフランシスコ講和条約締結で占領も終結)までの間、その輸出品には、GHQによって「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の刻印が義務付けられてた。
アメリカのOJ倶楽部に、たった一人の日本人として参加されてる佑果さんの存在があってこそ、こうした里帰り展が実現してるんだと、応援気分が強まる我っちだ。数回の里帰り展の結果、新たに数人の日本人会員が増えたとの話だったんで、これからの活動にもさらに期待が持てそうに思えた。
佑果さんトークの間、チョコチョコと頭をよぎったんは、プレスリーの「G.I.ブルース」だった(不謹慎でゴメン)。なぜかって、プレスリーが兵役を終えて芸能界に復帰してすぐリリースした歌が「G.I.ブルース」なんだ。“ ♪オキュパイド ジーアイ ブルゥース”なんて唄ってたからね。ま、これは「占領された」って意味じゃなくって、兵役に縛られた窮屈な暮らしを嘆いた歌なんだけどさ。
そんなこたぁ放っといてイイや。参加者との対話に忙しい佑果さんには挨拶もせず会場を後にしたけど、伝えておきたい言葉はあった。
“ Keep Collection ! on Keep Health ! ”