初日のルートは、首都高速道に向島から入って一気に常磐自動車道を目指す。荒川沿いに首都高を北上中は、対岸の少こぉ~し離れたとこには横綱・白鵬の宮城野部屋があるな‥‥五月場所も近い。お、すぐに東京拘置所をかすめるように走るぜ‥‥カルロス被告、ピエール瀧被告らがお世話になったとこ。なんてこと想いながら走ってれば、すぐに三郷Jctで、その先は常磐高速になる。車はいっぱいだけど流れは悪くないな。筑波サーキットに向かう国道とのインターチェンジ・谷和原を過ぎると、我っちも1~2回しか使ったことのない常磐高速が本格化する。筑波サーキットには何度も行ってるから、ここ谷和原までの経験は豊かなのだ。
福島県に入って、いわきJctからは磐越道に入って、一泊目のキャンプ地に想定してる猪苗代湖を目指した。途中、休憩もあるよ。阿武隈高原SAで昼めしだ。レストランはたっくさんの客で満席。店のアナウンスでは「席を確保してから食券購入を願います」だそうで、相席を嫌ってちゃ食事もできないわけだな。
ガソリン補給して
さあ、猪苗代湖に向かう
こうして一泊目のキャンプ地、猪苗代湖に着いた。イメージでは湖畔の静かな場所をえらんでテントを張るつもりだけど、そのためには、広い猪苗代湖は初めてだから湖岸を一周しなきゃココゾという場所を見つけることはできない。一周、やりました!けど、すんなりとは走れないね。とくに南岸から南東岸にかけては辺鄙で未開地の趣さえある。
ここは南西岸
よさそうに見えるけど、右手には道を挟んで人家がある
人ケのないとこを探さなくちゃ!
結果、湖岸でのキャンプはムリだと判った。キャンプエリアはあるんだよ。オートキャンプ場とかも。でもほれ、我っちのキャンプは焚火が必須条件だから、人ケ無しにこだわる。猪苗代湖一周の後に北西岸から山に入ったとこで、それなりのとこを見つけた。開放的な湖岸のキャンプを狙ってたけど仕方ない。
周囲は畑や造成中の田んぼ、杉の植林地があるけど
この場所はなぜか手つかずの好適地だ。
植林地の奥から、仕事中だったらしいおじさんが下りて来たんで、確認のためにキャンプの是非を訊いた。テントを張った場所はラッキーにも村の共同所有地だからOKとのこと。少し話し込んだけど、とても親しみの持てるおじさん。「この辺はクマやイノシシが出るから気をつけて」なんてアドバイス貰っちゃったよ。どう気をつけようか‥‥。クマよけの鈴を持ってる、ってんで首から下げてもらって記念撮影です。
山形まで行くことを話すと
「どうか気をつけて。楽しんでください」
と応援をもらっちゃった♪
その夜と翌朝のシーンを紹介しましょうか。テントを張った後、猪苗代の町まで走って食材を物色したけど、ちと疲れを感じてて、あんまり食欲もない(昼はちゃんと食ったのにね)。簡単晩めしを決めて、こんなふうな食事だった。箸を忘れてたから近くの竹やぶから幼竹を切り出して代用だよ。
酒もほどほど
おじさんの寛容さに感謝して
焚火は止そうと思ってたけど、ダメだった
廃材置き場が近くにあったから
そこから木切れを拝借して
ささやかながら焚火も楽しめたんだ
焚火の痕跡を完全に隠してしまい、テントの寝袋に潜り込む。外は時間を追うごとに寒さがつのってきた。ライディングの服装に戻って寝ることにしたけど、それでも寒さは厳しかったな。クマのお出ましはマサカとは思うけど、イノシシ対策のつもりでテント内は夜通しランプを点けといた‥‥‥。さて朝です。
朝めしは無しで出発します
どこぞのパーキングエリアで食おう
寒さにはホント、参った。東北といえども5月なんだからイケる、なんて思ってたのは訳知らずの都会人だったってわけかな?事前の調査はもっと綿密さが必要なようだ。