博多時代はいい勉強ができたもんだった。「brain」って雑誌で、西尾忠久サンの記事にはけっこう重きを置いてたんで、いろんなことを知ったな。
その一つが、ニューヨーク市マンハッタン島の道路の呼び方だ。この島は南北に長く東西は1/5くらいしかない細長さだ。島全体が摩天楼で、トーゼンに東西南北に道路が走ってる。
大通りには次のような名前がついてて、合理的だね。覚えやすい。
*南北に走る大通りには、1st Avenue、2nd Ave. 、Park Ave. ~~
*東西に走る大通りには、1st Street、2nd St. ~~、といった具合。
“まるで見てきたみたいな‥‥” あはっ、我っち、講釈師じゃござんせん。
ちなみに、5th St.に接する五番街てのは広告代理店が集中してて、西尾さんの記事はここら辺からの話題だった。
ちと前置きが長くなっちまったけど、東京に目を移そう。
オリンピック・パラリンピックを控えて、道路名の表示がちょいとずつ変わって来てるよ。東京23区のうち千代田区の東半分、港区、中央区、台東区、江東区、墨田区は、おおむね東西南北に大通りがクロスしてる。
そこに、旧来の道の呼び名に「Avenue」とか「Street」とかを加えた標識が増えてきたんだ。たとえば旧来の「春日通り/Kasugadori」じゃ、外国のほとんどの人にはナンのコトやら‥‥だもんね。
doro、doriって言われてもねえ、困っちまう
で、最近じゃこんなふうに変化が見えてきた♪
でもさ、努力は買うけどいまだにこんな表示もあるんだよ。いやマンハッタンに習えとは言わないけど、東西方向の道も南北方向もこんな表示がまだまだ残ってんだよ。っていうか新しい努力を見せちゃ居るんだけどさ。
春日通りは東西に走る道なんだよ
どっちもAvenue‥‥どうする???
もいっちょ、どうだ!!
まあね、日本じゃ東西の通りと南北の通りで呼び分けなんてないんだから仕方ないか、とも思うけどさ、相手はその呼び分けに慣れてる御仁だろ? 日本の首都として、もちょいとは気遣いが欲しいんだよ。