先週の火曜日に1回めだった「狂言セミナー」、狂言についての大まかな話を聞き、「柿山伏」のDVDを鑑賞した。今回2回めは先日の23日。大蔵流狂言方・山本泰太郎さんの講義で、地味目だけどいろいろと面白いことを知ることになった。
主役=シテ、相手役=ワキ、相手役の同伴者=ワキツレ、と憶えてた我っちだけど、それは能での言い方らしく、狂言大蔵流では「シテ」「アド」「アド」の3人で構成されるんだって。ちなみに狂言和泉流では「シテ」「アド」「小アド」らしい。
扇を実際に手に取って、開きかた畳みかたを体験。10本の骨はかなりきつく締まってて、左手を添えてもナカナカにきつい。ましてや片手でなんて無理も無理。それだけでもびっくりモンだったな。
山本泰太郎センセ、扇の使い道は数えきれないくらいの方法がある、ってことで、引き戸の開閉の所作を実演しておくれだった。
あした土曜日は3回め。目黒の喜多能楽堂で狂言の実際を鑑賞するってプログラム。喜多能楽堂は、目黒駅あたりのうろうろ歩きで何度も玄関先までは行ってるんだけど、ついに入館だよ♪
予定の演目は山本泰太郎シテによる「月見座頭」。楽しみ。狂言方の衣装の着付け体験もあるそうだ。受講者の一人が体験者になる。狂言の衣装と言えば、あの肩衣(かたぎぬ)、文様のデザインには興味を持ってる我っちなんで、カメラでおさえてやろうと、気持ちはもう、明日になってる。あはは~。