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Channel: 海比古の酔いがたり
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「利き酒」のこと

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利き酒」とはどんなものかと、ブロ友・ミーコさんに教えを請われて、生半可な返事をしたまんまだった。いずれちゃんと、と言っておいたので、いっそのこと皆さんにも公開しようかと思いたった。
もちろん、我っちも詳しいわけじゃないんで検索ですよ。受け売りなんで詳しい説明はできません。興味がおありのお人は《利き酒》で検索をおすすめします。
 
ミーコさんのお訊ねは「白い陶器の器、その中には紺色の二重の輪っかがあって‥‥」てな出だしだったな。
では
 
利き酒は日本酒の品評会や、新酒の出来を確かめるときのだいじな節目の行事だ。ワインの利き酒ってのもあるそうだけど、ワインでは「加点法」。対して日本酒は「減点法」で行われるんだと。加点法では、色、香り、味などの特徴を見つけ出し、それをそのワインの持ち味として評価すそうだ。一方、日本酒のの減点法では、色、香り、味などが強いことをキライ、結局、同んなじような酒になってしまう、ってな流れだったそう。さすがに最近じゃ、酒ごとの特徴を大事にするようになって、ブランドも育つようになってきたんだそう。
以下、利き酒の手順です。
 
①正二合の猪口を使う。白磁製で、見込みには呉須で描いた同心円の2個の蛇の目がある。
 
②酒を八分ほど注ぎ、
  ➔猪口の白地を見て酒の色を見る。色の分別は ○新しい酒=青みがかり ○古い酒=黄みがかり ○鉄分などあって不良品=赤みがかり
  ➔蛇の目で酒の透明度(テリ)を見る。透明度が高いほど炭素によるろ過率が高く、比例して風味は淡くなる
 
③香りを利く
  ➔良質の酒=吟醸香、果物香
      ➔不良の酒=袋臭、フーゼル油臭、老ね香(経年で劣化したもの)、生老ね香(火入れ前に劣化したもの)、付け香(果実香を再添加すること)、木香(樽の匂い)
 
④4ミリリットルほどを口に含み、舌の上で転がして味見する。口先から空気を吸い、鼻に抜いて香りを見る。飲み込まず吐き出す。
 
 
‥‥‥なんだか難しい内容だね。
もし我っちが利き酒の場に招かれたとしても、最後の吐き出すってとこでつまづくのは間違いない。抑制できずに必ず飲み込むね。☟
                  ☟
                  ☟
                                                    イメージ 1
 
  
 
 
 

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