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Channel: 海比古の酔いがたり
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危うさの持ち帰り

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2泊3日の入院だった。
手首の動脈からカテーテルを差し込んで、冠動脈狭窄の検査を受けてきた。
大騒ぎで担ぎこまれるんなら納得もしようが、ナンの不具合も、自覚症状なしで入院ってのもほんとにヘンな気持ちだな。
カテーテルが入っていくとき体内での違和感はなかったけども、二の腕の内っ側でチョイと感じたかな。でも心臓の辺りで感じることはナンにも無くて、よくドラマなんぞで観る、胸を押さえて倒れ込むシーンがあるけど、心臓の痛みってどんなんだろうと、検査室の天井など見ながら思ってたことだった。
そう、麻酔は手首だけの局部麻酔。検査中ずっと意識はあるし、医師や看護師の指示にも言葉で応じることができた。それにしても、麻酔注射の痛いことってナイね。以前のこと思い出したよ。
検査の結果は、我っちの健康にイエローカードだ。冠動脈の一部は狭窄がすすんでて、再度、カテーテルを入れて狭窄部を拡げる治療が必要なんだって。その後も定期的な検査を受けるようにって。~~~参ったな。
思えば、昔の人はきっと平和だったんだろうな、と。死ぬときはサッパリと死んじゃうし、それまで憂慮することってあんましなかったんじゃないだろうか。医療科学の進んだいま《 爆弾抱えてる 》ってなふうに先行きのことが見えすぎて、なんだかなあ~と言いたい。
医師から聞いた結果をそのまんま伝えたら、迎えのカミさん、残念がってた。まあ、これまでの流れは知ってるんだから、ある程度の覚悟はあっただろうけども‥‥すまないね。
間欠ワイパーの動きが、カミさんの気持ちを表わしてるように思えたよ。
 
ウチに着いてまずビール。そして昼めしに多めのざるそば。2泊3日のビールなしと病院食の暮らしを、よくぞ耐えたと思ってる。
大食の我っちはずっと腹ペコだったんだよ。

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