夕刻、スーパーに行って小ぶりなカレイを手に入れてきた。
相当に長いあいだ、魚の5枚おろしから遠ざかってたから、小型の出刃・アジ切りを持ちながら“小型のカレイでよかったなぁ”なんて思いも抱き始めてた。
久かたぶりの5枚おろしは面倒。ブリやカツオみたいな丸形の魚を2枚おろしにするのとは格段のメンドーさだよ。まあ、とにかくやっつけた。
縁側のヒレはハサミであっさり切り落とし、骨身は粗煮用にアジ切りで切断。
カレイは片身の肉が薄いから皮引きがやりにくい。で、皮を下にして身をそぎ切りにする。これで、とりあえずの白身魚の刺身ができた。
付けダレの小皿は、左はいつも使ってる刺身醤油。右がきょう本命の煎り酒だ。大葉を買ってこなかったしウチにもなかったから春キャベツを下敷きに。ま、これもいいだろ♪
★感想★
①まろやか。刺身醤油が口奥の喉の手前で刺激があるのに対して、煎り酒はそれはない。口当たりは共にいい感じ。煎り酒は味は薄めじゃないかなと予想してたけど、そんなことない。刺身醤油とかわんないしっかりの味だ。
②白身魚の刺身が汚れずにいいね♪ これは江戸の大店の旦那が、いかに粋な視点を持ってたかの証だな。言ってみれば素麵とスパゲティナポリタンくらいの差があるね。きょうび、日本でもかなりしつこい味付けや色目の西洋料理(!! 古いかな? ワハハ)が好まれてんで、この煎り酒の見た目は損をしてるかもしんないな。
③刺身を何回も付けてると、付けダレとしての煎り酒は濁ってくる。当然の現象だろうけど、これは残念だな。
★刺身醤油の濃くて甘めを好むカミさん、煎り酒の薄い色合いを見て「これで刺身、いいの?」って言ってたけど、食ってみて「OK」だった♪