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Channel: 海比古の酔いがたり
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日本企業の海外企業買収

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22日毎日新聞「余禄」から
『骨董を買いあさって各地を回る男、茶店で猫が飯を食っている皿を見て驚く。300両は下らぬ絵高麗の名品と見抜いて一計を案じ、主人にこの猫が気に入ったので3両で売ってくれと頼む。落語 “猫の皿” である買った猫と一緒に皿を持ち去ろうとすると、主人は皿は300両はする品なので困るという。またまた驚いて「知っていたなら、なぜ猫の皿なんかにしていたんだ」と聞くと、「はい、こうしておりますと時々猫が3両で売れます」中略)骨董でも独りよがりの “自分目利き” 、他人の鑑定頼りの “他人目利き” 、相手のいいなりの “相手目利き” が珍しくないという。日本の人口減少経済の未来がかかるグローバル企業の鑑定眼である。』

日本郵政が買収したオーストラリアの流通企業が業績不振で、数千億円規模の損失計上の見通しだと。東芝が買収したアメリカの有名企業も、自らの経営状態を最悪にまで引きずり下ろした。これらの買収行動は昨今、他人ごとではないリスキーな鑑定眼である、と結んでる。
ブロ友にも骨董を愛する数人のお人がおいでだけど、そっちにドーノコーノと言うつもりじゃありません。「日本も海外の企業を買収するようにチカラつけたんだなあ~」なんて、20数年前ころには一種誇らしく思ってた我っちを、思い返してみたんでした。

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