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Channel: 海比古の酔いがたり
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国技館の11時間

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九重部屋からの招待がなかったので(あはっ)、
よお~し自力で行ってやる。
ま、そんな恨みごとの動機じゃないけども、今年の大相撲、なぜかおもしろくなりそうな予感がしてて、年頭の一月場所、それも初日に見参ということにした。
 
前売りはとうに売り切れてて、当日券を求めなくちゃなんない。朝めしも食わず蔵前橋を渡って国技館に向かった。着くと、日の出前の6時過ぎ、おう、もうたっくさんの当日券願望客が並んでるじゃないか! 待つことしばし。ようやっと入館できたのは8時ちょっと前だった。櫓の上で招きの櫓太鼓が鳴りはじめた。もっとも、増幅された太鼓の音はスピーカーを通して館内外に響いてるんだけどね。
当日券ってのは、椅子席の2階客席の最後尾で、後ろの壁に沿った1列が宛がわれてる。歌舞伎座ならば通な客が喜ぶ席なんだろうけど、ま、好んで行く席じゃあないよ。でも幸いに正面席を取れちゃった。
 
国技館は正面玄関が西を向いてて、館内に入ると、その西側に「正面席」が設けてある。土俵を中心に考えると、正面ってのは北の方角を表わしてる。相撲伝統の神事の場になってるわけで、つまり賢きお方の玉座の場ってこと。審判員の審判長も土俵から見て「正面」に座る。まあ、実際の方位と館内相撲場の方角設定はちがってても、客はそんなこと意にも介さない。
 
土俵を中心に、いくつか画像をアップしましょう。一言コメントを付けましょうネ。
 
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:序の口の取り組みから開始。ナンと向正面の行司溜まり白房下には、浅香山親方(元大関・魁皇)じゃないか! 東の溜まりには錣山親方(元関脇・寺尾)が
:序の口9番、序二段23番を終えて、5人の審判員が交代した。溜まり席はまだガラガラ
 
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:次の審判には、東に西岩親方(元関脇・若の里)と、西に九重親方(元大関・千代大海)が。千代大海のあの猫背がそのまんまだね
:三段目が終わり、十両取り組みの大半が終わったところで十両力士の土俵入り。
ここから土俵は一気に華やいで来る
 
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:十両取り組みの終盤、協会ご挨拶。いつもどおり形の決まった文言だよ
八角理事長の朗読の後、正面にたいして全員お辞儀。右まわりに東、向正面、西、そして正面にとお辞儀。右手前の豪栄道だけが腰を折ってるぞ。この直後の取り組みで、注目の宇良は白星
 
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:幕の内力士土俵入り。化粧回しをチョイと摘まみ揚げるのは、四股を踏む代わりの仕草
:東から横綱・鶴竜の土俵入り。雲竜型はやっぱいいね♪
 
 
 
この日は天覧相撲。天皇皇后両陛下は幕内後半戦からご臨席。観客は総立ちになるんで、同んなじ正面席の一番後ろからじゃロイヤルボックスは見えないよ。みんなが腰を降ろしてやっと、このように陛下のおつむの後ろ姿が見えた。
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打ち出し6時ころ。外は雨。11時間にわたる国技館でした。
 
 
 
 

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