きのうは北斎美術館のオープン日だったんで、さっそく行ってきた。
正式名称は「すみだ北斎美術館」。北斎はいまの墨田区内の生まれ育ち~死去だから、墨田区としちゃ「すみだ」を冠にするのはアタリキなんだろうね。
もし、北斎がいまの葛飾区生まれだったとしたら「かつしか北斎美術館」てなことにもなりかねない。これじゃあ笑いもできないヤ。
ま、葛飾区は「こち亀=こちら葛飾区亀有公園前派出所」に任かしとけばいい。
東京江戸博が目の前の清澄通りから入る北斎通り
そこからチャリだと40秒。こんな標識がある
右手の緑町公園の奥に、こんな鏡みたいな建物が、すみだ北斎美術館
複製された最晩年の居宅の様子
この日、館内撮影OK。すばらしい作品が大挙して展示されてたけども、作品保護のため照明は暗いから、我っちのケータイじゃ撮れそうもなく断念。こんど老眼鏡を持って入館する日までお預けにしたヨ。
で、この四畳半の部屋で娘・阿栄(おえい)が見つめるなか、炬燵布団から抜け出すような姿勢で、北斎は絵を描いてる。彼の右手と阿栄の右手も、時おり動くぞ。
この住まいは、90回にも及ぶ転居の最後の家だったようだ。美術館からJR総武線を挟んだ京葉道路の裏道に榛(はえのき)稲荷社てのがあるけども、そこが居宅跡なんだって。
すみだ北斎美術館
墨田区亀沢2-7-2 ☎03-5777-8600
入館料:一般1200円 我っちはシニアで900円だった
館を出てふりかえると、なんとまあ、つくづく思いきった建築だなあ~~。