熊本地震はひどかった。いや今でも、そのひどさは消え去っちゃいない。鎮魂と励ましの言葉を手向けておこう。
あの、前震~本震という初めて聞く言葉の後に、気象庁は「この地震は阿蘇、大分方面に移動する危険性がある」と注意を促した。そのとき以来、我っちはひとつの言葉に執着を始めてたんだ。これまで何の意識もなかったのに、「なんで大分の “分” を “いた” と読むんだい?」って。
気になってたけど調べてみる時間的な余裕がなかった。
この前の日曜日、やっとこさ調べを始めたけど成果が出ない。
まずは漢和辞典でしょ! ってことで「分」を当たってみても「いた」ナンてな読みは皆無だった。「わかつ」「わる」「さく」「しきる」「しわけする」なんてのばっかり。
それじゃあ~広辞苑に頼るかい?
すると、漢和辞典に則したような読みにくわえて「しきられる」「はなれる」「因縁・まわりあわせ」「性質・もちまえ」てな意味合いが載ってた。
これまで理解してたことばっかりだ。「いた」はどこ行った???
調べはとん挫した。
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その日の夜更け、ナイトキャップのつもりのウイスキーを舐めながらPCに見入ってた。ネットで何か判るかな? てな期待だった。
すると、こんなのが見つかったんだ!
『‥‥大分県、つまり豊後地方は、大昔には “ 碩田(おおきた)” と言われてた』だって! その意味するところは
●碩は漢語で “ せき” 、日本語では “ おおきいこと ” だそうだ。
●碩人(せきじん)=すぐれた徳のある人
●碩茂(せきも)=生いはびこること/太り茂ること
そうか‥‥我っちなりの結論は出た。
碩田(おおきた)を「大きく広い田んぼ」と解釈すれば、「大きい田んぼ」に変化はありそうだ。なら、次のような変化だって有りじゃないかな、ってのが我っちの結論。
碩田(おおきた)~多き田(おおきた)~大い田(おおいた)~大分(おおいた)
どうだろ? ほんとのことを知ってるお人、どうぞ教えておくれ。
豊前豊後、豊の国と言ってただけあって、大分県は豊かな土地なんだろうな。
この夜、ナイトキャップが度を超えて5杯くらいになっちまったんだった!
*一部訂正(6/10)