九州の北部を回ってきました。
「おさらい」ってのは本格取材の下調べ、的な位置づけだけども、ほんとはそんな妙なことはしないね。取材ってのはダイレクトに、しゃきシャキって済ますもんだ。今回の我っちの場合は事情が違ってまして、①オーダーを受けた記事を書くんじゃないからちっとばかしルーズなこと、②義兄さんの見舞いを兼ねたこと、がからんでます。
博多に入ったら、まずはお櫛田さんへのお参り。そして徒歩1分足らずの「かろのうろん」でしょ。かろのうろんじゃ行列に並び、目指すはごぼ天うどんとかしわ飯のおにぎり。でもかしわめしは売り切れてた。無念だ。
櫛田神社正面参道 楼門天井
角のうどん屋さん そこの能書き
その後、唐津、佐賀、松浦、平戸と回って道すがら、これぞと思えるお人に声をかけて話を引き出す。けども、人が少ないなあ。メモったのを宿で読み返しても大した収穫はない。写真は500カットほど撮ったけど、セレクトして秘蔵です。こんな風景写真もあります。
松浦から玄界灘方向を見る。文化はもち
ろん、殺戮も到来した方角だ
日程の一部は「博多どんたく港まつり」にぶつかった。
博多にはこんな歌がある。
<ぼんちかわいや>
♪ぼんちかわいや 寝んねしな
品川女郎衆は 十匁
十匁の鉄砲玉
玉屋が川い すっぽんぽん
いちどは気安め 二度は嘘
三度のよもやに ひかされて
浮気男の常として
女房にするとは 洒落かいな
もうしもうし 俥やさん
こっから柳町ゃ なんぼです
大勉強で十五銭
三銭に負けとけ あかちょこべ
もうしもうし 床屋さん
頭をハイカラに つんどくれ
後ろ短く前長く
なるだけ別嬪さんが 好くように
<博多子守唄>
♪うちのご寮さんな がらがら柿よ 見掛きゃよけれど 渋ござる
ご寮よく聞け 旦那もきけよ 守に悪すりゃ 児にあたる
うちのご寮さんの 行儀の悪さ おひつ踏んまえて 棚さがし
うちのお父っつぁんにゃ 位がござる 何の位か 酒くらい
博多柳町 柳は無いが 女郎の姿が 柳腰
‥‥‥と、まあ、こんな具合でした。