白鵬が審判部に呼び出されて、土俵際のダメ押しについて注意を受けたんだってね?
白鵬の本場所中のふるまいについちゃ、いくつかの苦言を書いてきた我っちだ。ダメ押しについちゃ、初めのころは、スピードのなかの力仕事だからハズミってこともあるだろうし、なんて大目に見てた。でも再三そんなことがあったからマズイよ、とは思ってたんだよな。
●取り組みの後、花道を下がるときの「浴衣はおり」には、ヤメナ、と書いた。
●土俵入りで、最後の左足四股のとき必要な両手の所作を省いてる。神事に相当する土俵入りには、ずっと昔からの所作が決められてんだから、省いちゃいけねえ。個人差で動きの違いが少々出てくるのは仕方ないにしても、省くってのは論外だ。同んなじ不知火型土俵入りをする日馬富士のと較べりゃ、どこを省いてるかすぐに判るよ。
この2点が、これまで我っちが指摘してきたことだ。けども、これまで触れずにきたけど気持ち的にダメ出ししてたのがある。それは
●懸賞金を受け取った後の、手の動き。右膝の外側にさっと伸ばして謝意を表すのがホントの所作だけど(勝ち名乗りを受けるすべての力士は、それが決まり)、白鵬は立ちあがりながら、懸賞金を持った手は左肩のほうに袈裟がける。「どんなもんだい!」「やったぜ!」ってな言葉さえ聞こえてきそうな動きだね。
そして●ダメ押し。
朝青竜が引退してのち、白鵬は長いことひとり横綱を務めてきた。横綱の居ない大相撲ってのは耐えがたい寂しいモンだから、ひとり横綱の存在は大事にダイジにされてきたと思う。我っちもそのとおり。「貴重な横綱地位をひとりで背ぉっててくれてる」てな、ある種の許しがあったと思う。
でもね、ハッキリ言っとこう。こんな所作は横綱のやることじゃない!
ひとり横綱でご苦労だね、てな甘い情けも、もう必要ないだろ。白鵬よ、日本の相撲文化を壊さないでくれ!!
おまえさんは、三人横綱のうちの一人だってこと、もっと自覚するべきなんだよ。
ああ、酔ってるのかな? でも正論だと思うんだがなあ~。