大変なことが起きてしまった九州場所だったけど、九州場所といえば、ほら、あの姐さん。
今場所の中継を、我っちはあんまし見らんなかったけども、３日め、４日め、12日め、千秋楽、の４回は、あの姐さんを確認できた。
去年のときは、向こう正面・砂被りの最後列、東花道寄りに姿が見えた。「おお、前の年とじゃ格が上がったな。いいツテ掴んだんだな」なんぞと思ったもんだった。
で、今場所は、やはり向こう正面・砂被りの後方だけど、西花道寄りだ。席の確保に苦労されてんのかなと、チョイと心配もした我っちだった。
優勝の可能性を持った３人が、千秋楽を迎えた。日馬富士（1敗）、白鵬（２敗）、松鳳山（２敗）。なんと、この３人全部が負けちまって、日馬富士は「負けての優勝だから、なんとも‥‥」なんてつぶやいてた。我っちも、こんな星勘定での優勝決定ってのは憶えがないな。
あわよくば、日馬富士と白鵬の、そしてもしかすると松鳳山もくわえた巴戦での優勝決定戦を当て込んでた観客は、まず、地元出身の松鳳山の敗戦で館内はため息。日馬富士が負けたら、白鵬との決定戦に期待が持てて、大歓声。でも結び、白鵬が負けるとため息のような、やけくそにも聞こえる歓声で終わった。変化の激しい観客だった。
まれなる土俵景色とでも言っとこう。
「九州場所」って呼ぶのはナンでだろう？
６つの本場所を協会の正式名称じゃ、
一月場所（通称・初場所＝国技館）
三月場所（通称・春場所または大阪場所）
五月場所（通称・夏場所＝国技館）
七月場所（通称・名古屋場所）＊季節の呼び名がないね
九月場所（通称・秋場所＝国技館）
十一月場所（通称・九州場所）＊季節の名称がない
としている。
でね、我っちの疑問ってのは、名古屋、大阪は都市名をつかった場所名だけど、九州場所
ってのは違ってる。他にならえば「福岡場所」なんじゃないのか？ って。
いや、どうせ都市名を使わないんだったら、「博多場所」だな。このほうが響きもいい。
那珂川より東側、いわゆる博多部に会場があるから「博多場所」を推したいぞ。
‥‥我っちがよく使う「博多時代の５年あまり」ってのは、実はソゴあり。許せ。