「令和」のスタートが迫ってきた。その元号に異存は無いんだけど、どうも我っち、まだ読み方がこなれてないんだ。『えいわ』と読んでしまう。
大阪の布施の近くに「永和」ってとこがあって、昔むかしの大むかし、そこの知人宅に一泊したことがあって印象深く、「れいわ」が『えいわ』にスライドしちまうんだよね。まあ、世の中が「れいわ、れいわ」って声を出すようになれば、我っちだってそれに包まれてマトモにはなるんだろうけど?
ところで、だ。「令和」はどんな時代になってくんだろう? 元号とは、ちと違った時代の言い回しに戦前、戦後ってのがある。戦中ってのもあるね。我っちは戦中生まれで戦後を知ってるけど、戦前は知らない。
例えば、太平洋戦争が起きる前に、戦前ってな意識を持った御仁は居たんだろうか? その前に日中戦争だってあった。その流れで日本は敗戦国になり戦後がスタートした。戦後になってこそ、その戦争を肯定したり非難・反省したり、つまり振り返ってみたり考えたりができたわけだ。
「令和」のどこかで、戦前を意識しなくていいように願うばかりだよ。