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Channel: 海比古の酔いがたり
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火山の噴火は、好き

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不謹慎だ、はねっ返りだ、なんて批判されそうだけど、マジな気持ちを書きます。

もちろん、その影響を受けて暮らしが大変なお人たちがいる事、喜んでるわけじゃありません。それにはむしろ大っきな同情を持ってるつもりです。

そのうえで
先に「新燃岳」てな記事をアップしたけれど
☟☟☟
その火山群のなかにある硫黄山の噴火がニュースで流れたんで、書く気になったんだ。

出張撮影で、えびの高原には数回行った。昔のことだから高速道路なんざないし、宮崎の宮崎大橋で大淀川を渡って、ひたすら小林を目指した。小林からはえびの高原に向けてクネクネの砂利道を登ったな。途中の生駒高原のコスモスの素晴らしかったこと! そしてもう一息でえびの高原に出る直前の場所が硫黄山。そのちょいと手前には湯治場があったな。当時、硫黄山はなんてことない丘のつながりみたいに見えたけど、やっぱり、その胎内にはエネルギーが潜んでたんだね

なんで「火山の噴火は、好き」なんていうかと言えば「胎内のエネルギー」に尽きるんです。大地の上で平穏に暮らしてる我っちら、でも地球の膨大な質量とそのエネルギーはちっこいチッコイ人間の存在なんざ気にも留めてないんだろう。人間はそれに対して恐れる一方で畏れ敬い、安穏を願ってきた。

新燃岳、硫黄山、硫黄島、御嶽山、もちょいと戻ればば雲仙岳‥‥それよりも我っちの胸には伊豆諸島海域の西の島が象徴的に在る。穏やかだった海面に、いまや「東京ドームナンコぶん」てな説明で、その存在感は強く報らされてる。言いたかないけど、これって人間業じゃ絶対に出来ないことだよね。そこに、我っちは地球への畏れ
と敬いを感じ取るんだ。

人間の限界を超える出来事、我っちは控えめに「好き」とだけ言っとこう。


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