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Channel: 海比古の酔いがたり
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「昔」って、意外に近いんだ

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ナニかで読んだ文章に「明治元年から150年になって‥‥」てのがあって、ちょいとビックリ。そんなもんなの?‥‥??
試みに年表を作ってみたりして確かめたら、あらホント!
明治元年1869年 今年2017年を引くと=148年
ちなみに明治以降の元号それぞれの年数を書き出すと
明治=45年
大正=15年
昭和=64年
平成=29年 合計153年。
でもそれぞれの元号切り替えは年の途中だから、そのダブリ分3年を引くと、ほう、150年になるじゃないか。明治元年は150年前。う~ん、そんなもんだったのかい?
我っちが、たったの2人分じゃないか。
昔のこと、ってよく言うけど、そんな遥かなことじゃないんだね。

歴史に詳しくはない我っち、日本の歴史を語るには、とてもじゃない役不足。それでも「江戸の歴史なら400年ほど遡ればイイんだから楽ちんだよ」なんて強がって見せてる。
そう、お江戸ってのは武蔵の国の外れの平べったい土地に、太田道灌が築城したのが始まりで、1457年
徳川家康の入府が1590年そして家康が江戸の町を本格的に整備し始めたのが1603年とされてる。天下普請の始まりと呼ばれてるようだ。この天下普請の始まりの年度1603年は今から266年前になる。これに明治以降の150年を加えると416年ほうら、我っちの言う「江戸のことなら400年戻ればいいんだよ」ってのが正しいと判るでしょ?

なのに我っち自身の昔ってのは、けっこうに遠いなあ~とも思ってる。5年余りの博多時代から東京に舞い戻ってきたのは、26歳を迎えようとする年の初めだった。服や手近な品物を布団にくるんで「チッキ」で送ったな。当時の国鉄駅に持ち込んで乗車券を見せて運送を頼むんだ。今どきそんなモン無いよね。猫とか飛脚が手軽に運んでくれる。
目黒区の祐天寺に暮らし始めたんだけど、2年ほどたったとき、目黒区の体育祭みたいなもんの相撲大会に参加することにした。取り組み相手は地元高校の相撲部の生徒だった。生徒たちに教わりながら締め込みを身に着けた。4番の取り組みをしたけど、1戦目はがっぷり右四つから土俵中央で右内掛けで勝ち。2戦目、立ち合いにすかさず右脚でのけたぐりで勝ち。3戦目、前のけたぐりを見てて警戒したんだろうか、相手は様子見の立ち合いだ。我っちは右肘を固めてガツンとかち上げ。そのまんま右差しで寄り切りで勝ち。
4戦目。我っちより10センチほど背の高い相手だ。相撲部の中堅以上かも。立ち合い、右を差しに行ったところ意外にもろ差しになった。ところが相手は両上手を取って我っちを抱え上げ、横倒しみたいに投げ落とした。負けた。

試合後の表彰式で、審判だったか監修の先生だったかが、こう述べた「目黒区にこんな相撲達者な人が居て嬉しかった」と。間違いなく我っちを評した言葉だと思った。

我っちの保存品には、昔のバッジやキーホルダ、アメリカ旅行時の残りコインなどがガチャガチャと残してある。「江戸の昔は、それほど遠くは無いんだな」そう思ったとき、なぜか目黒の相撲大会を思い出してた。で、画像をアップすることにしたから眺めてやっとくれ♪

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

昔ってのは遠いのか近いのか、この歳になると判んなくなるよ。









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