18日だったっけか、NHKドラマ「北斎の娘 眩(くらら)」てのが放送された。なかなかに見応えあったね。
娘の名はお栄としてあったけど、ほんとは阿栄(おえい)なんだけどね。栄さんに「お」をつけて呼んだんじゃない。阿栄てのが実質の名だ。ちなみに画工としての名は葛飾應為(かつしか おうい)。
ドラマじゃ、彼女の衣装というか身なりが良かったね。
でね、きょう北斎の墓を見に行ってきた。ずいぶん前に一度行ってるんだけど、改めて、って気持ちで。台東区元浅草の誓教寺(せいきょうじ)の墓地にある。
↑ 寺の本堂前にある北斎像
墓碑銘は「画狂老人卍」
辞世 「ひと魂で ゆく気散じや 夏の原」
墓を建てたのは息子・崎十郎と言われている。彼はある武家に養子に出された人物。
いい天気だったしチャリンコでの散策だった。この前アップした宗吾殿も気になってたんで回ってみたら、おお、修復工事が始まってるじゃないか。思いのほかサポーターは健在だったんだね。よかった。
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そして今になって、広重を思い出したりして‥‥。北斎の研ぎ澄まされたテーマや構成と違って、人物の多さと、その動きや表情が豊かなのが広重の魅力だね。
広重については、またの機会に取り上げてみたいと思ってる。