年末の仕込みのひとつをしたくて、きのう築地に出向いた。ねらいは松前漬の材だ。昆布とスルメを、それぞれ細切りにしたものが一つの袋に入ってる。「松前漬セット」と呼んできた。
場外市場の馴染みの店にたどり着くと、旦那の言「今年はイカが不良でね、これまでのセットが作れないそうで‥‥」。２か月ほど前にも、旦那は同んなじこと言ってたな。正月には欲しい松前漬が、ちょいと心配になってたことは確かだ。
苦肉の作で仕入れた、と旦那が言う別メーカーの小袋セットを3袋だけ求めた。この時点で我っちは、今回はちゃんとした松前漬をあきらめたんだった。だから数の子も買わなかった。ま、ニンジン刻んで、最低限の松前漬で我慢することにしよう。
その代わり！ 御徒町でナマコをしっかり手に入れるつもりだ!!
本命のメーカーのは、この小袋だと4つ分はある。
3袋にしたのも、あきらめのせいだね。
そういえば本命メーカーの商品袋にあった説明文を、ずっと以前にメモしておいたものがある。句読点や助詞（訂正、接続詞）の点ですごくおかしかったんで、メモしておいたんだね。
7／18 2006 江戸屋海産の「松前漬」説明文（原文のまま）
“ おいしい召しあがり方
○さっと水洗いして容器にとり醤油一に対し、みりん、お酒は各十それに化学調味料で味をととのえたっぷり浸るくらいにして一日程置きますと、味もしみこみ、ほど良い軟らかさになりますから温い御飯にのせてお召しあがりください。酒の肴・お茶のおつまみにも最適です。
○尚にんじんのセン切り・切干大根・数の子等を一緒に入れますと更に栄養価の高いおいしい松前漬が出来あがります。”
ってね♪ 説明文はおかしいけど、松前漬材の品質と量はとても満足で、我っちは長いことファンなんです。
てなこと書いて、ん？ 歌は下手だけども可愛い女の子と重なるなあ～。
はい！ 蒸し返しはやめにして、帰り際には長崎漁連の店に立ち寄って「キジハタ」なんてな名の魚の半身が目についたんで、買って帰った。すぐに刺し身にして昼前の一献に。ウロコは落してあったけど皮は硬くて強いね。皮は引いたほうがよかったのかな？ 初めての魚でした。
おしまい