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Channel: 海比古の酔いがたり
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死んだら、日本人も「天国」にいくのか

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我っちが幼いころから聞き及んでた死後の世界は、川を渡った西のほうにある「地獄」か「極楽」だった。
もっとも、『空からいつも見ていてくれる』とか『天国に行った人』とか、『♪千の風になって~~』とか『雲の上で安らかに』とかとか、いまは馴らされてる部分もあるにはある。
どうだろ、「草葉の陰から」って言葉は、すでにもう死語かい?
「ナニをいまさら寝ぼけたことを」なんて、鼻で笑う御仁もおいでだろう。
「我っちは日本人だから」なんてムキになってるわけじゃない。でもそうした昔からの世界観はいまもゼロじゃあないと思うんだよね。
 
きょう、三笠宮殿下が亡くなられて、姪っこさんだったかが「天国から見つめてくださる」てなふうにおっしゃったとか(映像はナシ)。日本国民の象徴である天皇を中心の皇族社会でも、やっぱり、いまや「天国」なのかと、ちとビックリしたコメントだった。
 
日本人ってナンなんだろう? 歴史を尊びながらも先端技術を享受し、美しい国土のなかで「お・も・て・な・し」ができる一方で、スマホに夢中で事故の元凶になる例だって少なくない。そう、三笠宮殿下も最先端の医療技術を持つ聖路加国際病院(St. Luke's  International  Hospital )で療養された。間違ったことじゃないよね。
この数10年来、極楽vs.天国 を気にしてきた我っち、これからの日本はどの方向に向かうんだろうと、ずっと思ってた。三笠宮ご逝去で、またぞろ考えはじめてるとこだ。
 
今回のニュースで一つの言葉を初めて知った。
薨去こうきょ)。
広辞苑からネットへと移動しながら調べてみたよ。
《 皇族または従三位以上の人の死去を言う》とある。従三位とは、本来、従四位相当である近衛中将 から、従三位に上がった人を言うらしい。
近衛兵なんてのはいまは無いけども、昔は天皇を側近で護る役目だった武官だ。「ちかきまもり」と呼ばれてたらしい。

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