「立てちゃいました」のポリ袋を脇下に挟んで、ポケットハンドで渋谷駅方向へトコトコと。本店通り(東急デパート本店に向かう道で、誰の名づけかな?)に出ると、高さ1メートルほどの古めかしい木碑が眼に入る。『 戀文横丁ここにありき(川端康成)』なんて。( )内は我っちの勝手で、木碑には書いて無い。
天気いいから人出も多いね。でも頭ン中は「べったら市」の景色がうごめいてる。小伝馬町へのルートを考える。けども要領を得ないんだ。電車、地下鉄、バスの利用が極端に少ない暮らしをしてきたから、こんなときにゃ、ちと戸惑うんだな。あ~~あ。
地下へもぐって切符売り場で路線図を見上げてルート調べだ。半蔵門線:渋谷~表参道。乗り替えて銀座線:表参道~銀座。乗り替えて日比谷線:銀座~小伝馬町。‥‥そうか、昔はよく使ってたルートだな。
小伝馬町に到着。べったら市の混雑はすぐそこから始まってる。初日の昼過ぎってな時間帯だからまだまだ出店の活気は低調で、焼きとりや焼きそばは、ある程度の数が焼き上がって並べてあるのは、人出の多さに較べてちと寂しい。
べつに何かを買い求めるつもりもない我っちは、宝田恵比寿社にお参りしてウチに戻るつもりだ。混雑のなかにも参拝の列はすぐ判る。長めになった列の後ろに並んだけど、前に並んでたお母さんふたりが「あら、こっちはご朱印なんだって! お参りは向こうの列よ」って移動するから、我っちも付いていくだけだ。
なんとか無事に参拝を済まして、椙森(すぎのもり)神社方向につながるべったら出店を眺めつつ、Uターンしてウチに向かった。
チョイと疲れた徘徊でした。
オッピロゲになってた瞳は、21時のTVニュースを見るころには元に戻ってたかな。
終わります。