暮れから正月、我っちの気分は落ち込んでる。
暮れのある日、いつものように年賀状を仕上げて、翌日の朝にポストに。
その日の夕刻、年賀状宛先のひとりが亡くなったとの電話だ。
その翌日、大阪近郊まで出向くことになった。
年賀状が届いてしまうことを、相手方に言う辛さ‥‥。
通夜、葬儀、と２泊を重ねてウチに戻ってきたときにゃ、すっかり意気消沈だった。
周りはガサガサと忙しいなかにも、正月を迎える勢いというか張りがある。
こんなに気持ちの落差を覚えたことって、なかったなぁ～、これまで。
年も明けて元旦。昼を過ぎてから、数十年来、参拝してきたちっこい神社に出向いて初詣。
おみくじは大吉だったけど「願望ねがいごと」「待人まちびと」などの細かい説明の
なんと空ろに思えたことか。
ゆっくりゆっくり手酌で飲みながら、やってきた年賀状を繰って見た。
年賀状のほとんどは元日に配達されるけど、ふつかは休み３日４日とすこしずつ来る。
７日になっても年賀状の来ないお人がある。例年きちんとくださる年配のご婦人。
几帳面なお方だけに、我っちの胸にまた心配事が入り込んだ。
ご家族に電話で様子をうかがうのも、なにやら場違いな気がするし、じっとしていた。
きょう８日、ご本人の筆で寒中見舞いのはがきが届いた。
「この歳になると、筆まめもまっとうできません」と。
少し救われた思いの海比古でした。
おめでたい新春の最初のブログで、こんな話題を選んだこと、詫びなくちゃいけませんね。
今年も、元気な気分でおつきあい願いたいです。
どうぞよろしくお願いします。