参院選挙だね。衆参ねじれが再現するだろうか?
大相撲名古屋場所も近いね。大関・貴景勝は全休するらしいから、9月場所じゃ関脇に舞い戻ってやり直し。
‥‥んなこた脇に置いといて、クジラの話しだよ。
日本は商業捕鯨を再開したね。我っちはこれがうれしい。
父母、兄、我っちの4人が東京に引っ越してくる前は、クジラをよく食ったな。親父の好みだったんだろう、5歳前の幼かった我っちもクジラが好きになってた。畝クジラが良かったな。ウチで食うクジラのほとんどは畝クジラだった。湯がいて、酢味噌で‥‥。正月を控えた暮れには、赤身の刺身が食卓に現れた。これは値段の差によるウチの家計のやりくり現象だったのかな?
東京に越してからはクジラ、あんましウチじゃ見かけなくなってたな。東京じゃ手に入れるのはむつかしかったんだろうか。親父が、クジラを嫌いになったなんてのは考えられないからね。
千葉県外房を、よくバイクで走ったもんだけど、和田とか千倉とかの辺りじゃ地元食品店に「くじらのたれ」てな看板や幟が立ってた。我っちのイメージじゃクジラ肉のエキスかなんかを汁状にした食品なのかな? なんて最初のころは思ってたけど、ある時思い切って店に入って訊いたんだよ。
「くじらのたれ、って何ですか?」
赤身の加工品だった。火であぶって、裂いて食うように味付けも品形も整えてあるんだった。わけを知ったその後は、外房に行くことがあれば必ず買い求めて、ウチで食したもんだ。ただね、店によっちゃ「お家に帰り着くのは何時ごろ?」なんて訊いてくる。なんでも、とってもデリケートな加工食品らしくって「バイクじゃクーラーボックスも無いし、夜になって帰りつくんじゃムリよ」なんて断られることもあった。
そう言えば、だ、東京・人形町にはクジラの置物(?)がある。
人形町は昔、芝居小屋や寄席や見世物小屋なんぞがたくさんあって、人形浄瑠璃なんぞの出し物もあったらしい。その人形のからくり糸(=動きを伝える糸状の紐)にはクジラのヒゲが最適だったんだそうな。
話しを渋谷に向けてみようか。
「く●らや」ってな名の、とっても庶民的なクジラ料理店があった。もう50年以上も昔のことだよ。それが、IWCの捕鯨禁止策発効のせいでクジラ肉が品薄になり(いや、これには我っち疑問持ってるんだけどね)、「く●らや」は高級料理店に様変わりした。我っちだって、おいそれとは店に入れなくなったもんだった。
今度の日本の IWC 脱退で、沿岸域とは言いながら商業捕鯨ができるようになったから「く●らや」もまた、庶民的な店になってくれるかな? なんて思ったりする。でもね、ムリだろね。一度高級になった店は元の庶民派には戻んないもんだよな。
ま、それでも一時よりかは畝クジラが手に入りやすくはなるだろうけどね。ひそかに期待なんだよ。