いろいろあるんだけど、きょうはひとつ二つを紹介しようかな。
命日はときどきポカっと忘れちまうことがあるけども、彼岸の頃にはなぜか親父のことを思い出すことが多い。
今回は、町会なんかで親父が唄ってた歌があるんで、それを。
飲み会なんだけども、幼い我っちを連れて行ったんだろうか、聞き覚えてるんだよ。
それは『炭坑節』。
歌詞を見ながらあんたも3番まで唄っとくれ。3番がキモなんだよ。
♪月が出た出た 月が出た よいよい
三池炭鉱の 上に出た
あんまり煙突が 高いので
さぞや お月さん 煙たかろ さのよいよい
♪ひと山ふた山 三山越え よいよい
奥に咲いたる 八重椿
なんぼ色よく 咲いたとて
サマちゃんが 通わにゃ あだの花 さのよいよい
♪あんた一体全体 どこの人 よいよい
顔は福岡 目は久留米
脚は長崎 手は肥前
こころ 門司門司 気は佐世保 さのよいよい
親父の話しでは、これは父親(我っちから見ると祖父)が唄うのを聞いて覚えたんだって。祖父は九州・相浦出身だったそうだから、やっぱり田舎の飲み会かなんかで身に着けたんだろうな。
↑の “手は肥前” ってとこ、我っちなら “手は平戸” ってしたいとこだけどね。
もひとつ、親父が残してたものに、きっちりと張りわたした襖がある。
祖父の仕事を継いで表具師だった親父の自慢の作だったのか、家の建て替えのときから無駄に残してあったものだ。でも我っち、無謀にもその上に好きな紙をベタベタと張り巡らした。それももう無い。ある時つぶして捨てたんだった。かろうじて画像が残ってた。
今回は
これでおしまい
‥‥‥あ、画像がもひとつあった!