天皇一代に一元号てな、馴染んできたシステムが次の元号制定には崩れちゃう。安倍ちゃんの言う、多種多様な営みをつづける多くの国民生活に、支障になる事柄は最小限にとどめたいってのはよく解る。
さて、どんな元号になるんだろうね?
「平成」のスタートのとき、小渕官房長官が掲げたパネルには、なんともひ弱な漢字が書かれてた。そして「へいせい」という言葉の音が、ナンと弱弱しく感じたことか。これ、あくまでも我っちの感想であって「軟弱時代の始まりか?」と感じたもんだった。
先日の、陛下の誕生日のお言葉に『戦争の無い平和な30年を過ごすことができて喜ばしく思っている』とあったけど、たしかにそれはイイことだった。
でも、政治の面じゃ希望のある前途を喜べる時代じゃなかったね。勝ちも負けも含めて、戦争による負の残滓を、懸命になって繕って、さらに国力のステップアップを成しとげてきた明治、大正、昭和の時代は、それなりの勢いと希望が持てた時代だった。もちろん、我っちは昭和以降のことしか体験がないけども、もろもろの記録やリピートされる情報などから、明治大正のころもかなり判ってるつもりだ。
平成スタートのとき、誰だったか忘れちまったけども著名人が言った言葉を、我っちは今も憶えてる。曰く
『明治、大正、昭和は語気(言葉の音)に締りがあり強さがあった。平成にはそれが無い』と。
願わくは、しっかりとした語気の元号であってほしいし、国の行く末も、金融策を弄するあまり実質の経済力向上を果たせなかった安倍✖黒田のやり方を一掃して、生産力によって経済が回る国になって欲しいもんだ。自国の紙幣をドンドン増刷して景気が上向くのなら、世界中の貧困国だってすぐに成長路線に乗っかることができるはず。そんなバカなことあり得ないよ。
いま、大手銀行だってあちこちに設けてたATMコーナーを閉め始めてるし、社員の整理も進んでる。新商品と称して高額の取り引きを低低金利で勧めてる。一般庶民が銀行に預けてもおいしい利息は望めないし、箪笥預金にとどまってるのは政策と金融策がまずいからだよ。
そんなこんな、期待を込めて新しい元号の発表を待ちたいところだ。