浅草の観光センターでは、随時「お座敷おどり」てのを開いてる。浅草見番（検番のこと。浅草じゃこう書く）から送り込まれた芸妓さんと半玉さん、それに囃子方と幇間によって、狭いホールで踊りを披露してくれる催しだ。
●立方＝たちかた。踊りをする芸妓さん
●地方＝ぢかた。三味線での伴奏と唄い
●幇間＝ほうかん。太鼓持ち、と呼ばれる男芸者の寸劇
●囃子＝芸妓見習い中の半玉（はんぎょく）による太鼓での伴奏
で構成されてた。
以前、立ち見でその内容はつかんでたけども、ちゃんとした見方をしたくって、一等、前の席で見ておきたかった。いわゆる「かぶりつき」ね♪
立方と地方
四人（よったり）居た芸妓さんが相方を替えながら
4種ほどの踊りを見せてくれた。
引き着という着物の着方で、裾さばきもすばらしい。
帯の結びも独特で、前が✖型になるよう締めて帯締めは無し。
献上織りの帯は間違いだそうで、金銀糸織りの帯が正しいんだそうだ。
半玉
裾上げをした振り袖姿が、半玉さんの正装。
髪飾りも芸妓さんとは違うらしいけど、詳しくは判んなかった。
観客サービスのクジ箱を持ってるけど
これは正装には入ってませんょ。えへへ～
幇間
“ 旅客機のパイロットが酒飲む時代だそうですな
わたしらはお座敷に上がって
お客様の相手でお酒も仕事でございましてね
呑みすぎると胃を壊すよ、なんて町の声もありますけれど
ちょいとした病院に行ってごらんなさい
胃なんぞをお酒に浸けて
いつまでも保存してますから ”
わずか30分ほどの催しだけど、開演2時間前には整理券が発行される。かぶりつきを狙ってる立場としては、行列の先頭に立つって努力も惜しまない暇人・海比古。1列目2番の整理券をゲットした。一旦、ウチに帰って再度、午後1時開演の観光センターに向かいます。チャリですよ。
催しが終わってもまだ、外はまっ昼間。賑わってます。
おしまい