3年ぶりに思いたったソロキャンプは、房総半島の洲埼灯台ふもとでの2泊3日。
会社を譲ってからは、2泊でも3泊でも自在に出来ると思ってたけど、意外に実現せず、前回の千倉2泊3日以来になっちまった。
今回は写真を多めに使って、キャプションで様子をお伝えしよう。
食い物
ソロキャンプには荷が勝ち過ぎと思ったけど
ダッチオーブンを持参してローストチキン。
若鶏1キロほどのものを仕入れて、甘めの
ワインを振りかけてローストにした。
ダッチオーブンの上下から、おきびで熱し、
40分ほどでこのとおり。
ワインやビールを呑りながらひとりで食うにはでかすぎる。翌朝もトライしたけど食いきれないね。
片腿はお土産。持ち帰り。
翌2日めの朝食にはおにぎりもあって、
すぐに満腹になったんだった!
2日めの昼間は、野島崎~洲埼灯台~館山へと
移動したけど、
腹は一向に空かないから昼めし抜き。
焚き火
我っちのキャンプはたき火が最大の目的。
毎回、完全燃焼を果たして、
帰る日の朝を迎えるのは満足この上ない。
この写真の右手前に火床を作ってるが、これが焚き火の準備の第一だ。そして薪を集めて来る。
初日の夜は、ローストチキンのためのおきび作りが
目的の焚き火になった。
せっせと燃やして、ダッチオーブンを早くセットしたいんだ。
はるか西には伊豆半島に沈む夕日。
おきびの真ん中に五徳を据えてダッチオーブンを載せる。底から、蓋の上から、おきびが
頑張ってくれる。
加熱を始めて30分ほどで、
中から「プチプチ、チリチリ」てな音が聞こえ出す。それから10分ほど押して、ローストの完成になる。
夜の調理中に手許が暗くなった。
急遽、拾った竹で三脚を作りランターンを吊った。
翌朝見たらこんな不格好な三脚だった。
2晩めも焚き火を始める。
いつものゆっくりペースで薪を足しながら
ぢっと炎を見つめる。
無心になっていく。
集めた薪をぜんぶ燃やしつくし、
最後はこんなふうに少量のおきびだけが
熱を保っている。
これ以上、発熱量は上がんないな、というタイミングまで見届けて、就寝。
風がなけりゃ、あえて水かけなどでの消火はしない。
解りづらいけど、これが翌朝の焚き火の跡。
燃え尽きて灰だけが残った眺めは、帰る日の朝の最大の満足感だ。
焚き火の醍醐味。
周辺
洲崎神社は房州一の宮の格式。
山門をくぐると長い石段がつづき、2ヵ所の踊り場を境にして、下層は69段、中層68段、上層が11段の合計148段。オジンの我っちには一気登りはムリだ。
拝殿の広場横から小道を下ると霊峰富士山遥拝所てな
場所に出る。西の遠方は雲が多くて富士山の姿は見えなかったけども、ウチに帰って地図で確かめたら、小振りな白い鳥居から正面方向に見えるみたい。
地方道257号線に面した二の鳥居からは、道を横切って海側に参道が伸びてて、一の鳥居がある。その先の岩場まで下ると、祭礼のためのコンクリ舞台。さらに御神石(ごこういし?)が祀られてる。
珍しくスケッチブック、持ってったけどボールペンじゃあ~ね。
この左側方向は6ページ分ほどの景色が広がってて、水平線に沈んで見えない伊豆半島先
端。伊豆大島、利島まで見える。昼も夜も、東京湾に出入りするコンテナ船や自動車積載
船、原油タンカーなどが行きかう。夜間の航海灯を見るのは愉しいね。
昼間は釣り船も多い。
寝ぐら
おわりです。