重要議員や不倫疑惑なんぞで揺れてる民進党を見て、安倍ちゃんの取り巻きは解散をケシカケた。「いまなら勝てますよ」。自公連立で過半数の現況に不備を感じてなかった安倍ちゃんだったけど、このケシカケに乗っちまったんだよね。
ところがどっこい、小池都知事が国政政党を立ち上げちゃった。「希望の党」。
民進党の面々は、希望の党からの立候補をしたくて雪崩を打ちそうな勢いだ。小池知事のみごとな展開には我っち、さすがの勝負勘だな、と驚きながらも感心したんだよ。
安倍ちゃんとしては思いもしなかった展開で、いま、困り果ててる。取り巻きがケシカケるまでは解散なんて考えても居なかったもんだから、後付けの選挙の争点も「消費税率アップぶんの税収は用途を変更する。少子高齢化社会のテコ入れに使う」なんてこと言ってる。
消費税率10パーセントの目的は、国の財政健全化、つまり国債乱発による国の赤字体質を改善方向にもっていこう、てのが与野党間の約束だったのに。
財政再建よりも少子化対策のほうが集票力がある、それくらいの思い付きだろう。
この総選挙、与党の過半数割れを招くのかどうか、それは我っちにも判んない。でも、これまでの民進党とは規模的にも施策的にもてごわい野党が誕生することは間違いなかろう。この点でヒジョーに興味深い選挙になりそうだ。
安倍ちゃん、甘かったね。