81歳だってよ。
いろんな映画、観たなあ~。
・太陽がいっぱい
・冒険者たち
・若者のすべて
・サムライ
・地下室のメロディー
・仁義
・ジタン‥‥‥
「太陽がいっぱい」「冒険者たち」は合わせて30数回は観てるな。「冒険者たち」はビデオも手に入れて見てたから、合わせて50~60回くらいにはなってるかも。
「冒険者たち」での共演者、リノ・ヴァンチュラが亡くなったとき、もうずいぶん昔のことだけどほかの二人は今どうなってんだろって、調べたな。すると映画ン中で最初に死んだジョアンナ・シムカス(役名はレティシア)はスイスで健在だと分かった。映画で次に死んだのがアラン・ドロン(役名はマヌュ)。彼も健在だった。つまり映画では最後まで生き残ったリノ・ヴァンチュラ(役名はローラン)が、現実では一番先に死じまったってわけ。
アラン・ドロンの存在感は「太陽がいっぱい」での演技にしびれた我っち。また、監督のルネ・クレマンの映像づくりにもしびれたな。いまでもトップシーンからエンディングまでシーンを追って口にすることができるよ。字幕だけども、セリフも再現できるかも。
映画に出てきたイタリアの地名も頭ン中に残ってて「ローマ」「モンジベロ」「タオルミナ」なんぞを地図で探したもんだ。
その後に「冒険者たち」を観て思ったんは、男の生き方ってところで断然「冒険者たち」に心酔した。小型飛行機の操縦教官だったドロンはまだしも、カーメーカー(フランスのなんと言ったか、ド忘れた)を辞めて、ひとりで思うところのレーシングエンジンの開発に没頭する技術者リノ・ヴァンチュラの生き方に、ずいぶんと心惹かれたもんだ。
アラン・ドロン。
美男子としての評価が高いけど「若者のすべて」では、すごくまっつぐな性格を演じてて、とても印象深かった。
我っちの胸には「太陽がいっぱい」の『トム』、「冒険者たち」の『マニュ』がいまも生きてる。
ごくろうさんでした。